クラウド型のサーバーとレスポンス
クラウド型のサーバー、あるいはホスティングサーバーを利用することで、企業も個人もできることが増えました。同時に、やらなくてよいことも増えました。しかしクラウドは万能ではありませんので、その点には注意が必要です。まず、サーバーが遠方にある場合は、アクセスする時点で、同じビル内にあるサーバーにアクセスするよりは時間がかかります。この時間をどう捉えるかでクラウドの運用が変わってくるでしょう。もし時間が気になるほどでもない場合は、ホスティングサーバーでも構いません。自社のサーバーだとしても、遠隔地に集約して置いておくこともできます。しかし、開発目的でクラウド化されたサーバーを使おうと考えている場合、システムのスループットやレスポンスタイムは大切なものになってきます。あらかじめアクセス時間を考慮にいれておく必要があるでしょう。
開発目的でサーバーを利用する場合、クラウドになっているほうが便利なことは多いです。ただし、前述のように時間を算出する場合は、サーバーと直結できる環境を用意する必要があるでしょう。クラウド化はやめずとも、物理的にLANを直結する、ないしは速度を速める工夫が必要です。これらの弱点を理解した上でクラウドを利用していけば、失敗なく便利に使うことができるでしょう。全てのターゲットに対して完璧な機能を提供できるものは、これからも今後も出てくることはありません。利用したいものと実現したいものの双方を見極め、賢くクラウド化を図りましょう。
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